ドル円は「8年ごとに頂点を作る」説──2024年は歴史的天井だったのか
ドル円は「8年ごとに頂点を作る」説──2024年は歴史的天井だったのか 更新日:2026-01-17 / キーワード:ドル円, USD/JPY, 長期チャート, サイクル, 高値, 金利差 ドル円(USD/JPY)には、はっきりした法則とは言い切れないものの、 長期チャートを眺めていると 「大きな高値が周期的に現れる」 ように見える場面があります。 とくに市場で語られやすいのが、 「8〜10年ほどの間隔で大きな高値(天井圏)が出やすい」 という見方です。 これは未来を当てる“ルール”ではありません。 ただ、過去に意識された節目が繰り返し注目されることで、結果として相場の転換点になりやすい―― そういう側面はあると思っています。 1. 「8〜10年サイクル」とは何か?(ドル円にだけある妙な癖) この「サイクル」は、数学的に証明された法則というより、 市場参加者の経験則 に近いものです。 大事なのは「同じ価格に戻る」ことではなく、 “ドル円が高値圏を作ったあと、反転しやすい局面が周期的に出てくるように見える” という点です。 ドル円の“頂点”は、単なる高値ではありません。 ニュースが最大化し、世論が最大化し、ポジションが最大化し、最後に“行き過ぎ”として記憶に残る高値―― その 市場心理のピーク として現れやすい、という整理が分かりやすいと思います。 2. 長期チャートで見る“節目の高値” TradingView:ドル円(USD/JPY)長期チャート(例)。赤矢印=過去の節目、青矢印=2024年の高値圏。 代表的な高値圏を並べると、概ね以下のような節目が挙げられます。 価格水準は一定ではありませんが、 「高値をつけるタイミングが周期的に見える」 という点は観察できます。 1990年:160円台 1998年:147円台 2007年:124円台 2015年:125円台 2024年:161円台(高値圏) 1990→1998(約8年)/ 1998→2007(約9年)/ 2007→2015(約8年)/ 2015→2024(約9年)…… と並べると、「8〜10年周期」と言いたくなるのは自然です。 3. なぜ周期的に“高値”が出やすいのか(オカルトではなく構造の話) この種のサイクルは、テクニカルだけで説...